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扇子の小噺 ‐涼しい豆知識‐ vol.9
「スペイン “踊る”扇子」

スペイン

こんばんは。半夏生を迎えて、蒸し暑さも本格的になってきましたね…。
引き続き扇子についての豆知識をお伝えしていきたいと思いますが、皆さんは日本以外にも扇子が使われている国があるのをご存知ですか?

今回は、そのひとつである情熱の国スペインで使われている扇子についてご紹介します♪

 

日本から江戸時代頃にヨーロッパに渡った扇子は、暑い気候に合ったのかスペインにその文化が残り、独自に発展していきました。

「アバニコ」と呼ばれるスペインの扇子は日本のものよりも「要(かなめ)」という中心部分の金具がゆるいので、片手でスムーズに開いてあおぐことができます。

フラメンコで使用されているものを思い浮かべていただけるとイメージしやすいでしょうか。
あおぐ以外に、踊りや舞台での小道具や、部屋の飾りとしても使用されています。花嫁用の白いレース刺繍のアバニコもあり、文化に根付いているのがうかがえます。

スペイン

面白いことに、アバニコを持つのはほとんど女性で、男性にはあまり使われないとか。
昔のフラメンコでは、アバニコの動かし方によって女性から男性への愛を伝えるサインが込められていたそうですので、女性の道具としての認識が大きいのかもしれませんね。

 

扇子を持つ女性は、パブロ・ピカソをはじめとした著名な芸術家たちに多く描かれてきたモチーフのひとつです。手書きの模様や、透かしなど工夫をこらしたアバニコを持つ女性たちが、夏のスペインを彩っている様子はスペインの風景の一部といえます。

この夏は扇子を片手に、あなたも日本を彩る風景になってみませんか?

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