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扇子の小噺 ‐涼しい豆知識‐ vol.6
「藤娘 “舞う”扇子」

藤の花

こんばんは! 今回の涼しい豆知識では、扇子の役割を“舞う”観点から見ていきたいと思います。

皆さんは日本舞踊、歌舞伎などで人気の演目「藤娘(ふじむすめ)」をご存じですか?

舞台全体に広がる松の木と、木に絡まり垂れさがる藤の花を背景に、藤花の精が舞を舞うという、一枚の美しい絵のような演目です。

この「藤娘」の中では、扇子のひとつである「舞扇(まいおうぎ)」が使われています。

舞扇はその名の通り舞に使われますので、どこを向いてもいいように裏表が同じ柄で、回しやすいように鉛を埋め込んだり、中骨の間は指を入れることができるように広めに作られています。

藤娘

演目の中では、娘に変身した藤の妖精が扇子の骨を格子に見立てて、好きな人をちらちらと覗き見したりする場面などがあり、美しい舞台装置として使われる扇子を楽しむことができます。

その他にも扇子を巧みに使った舞で、好きな人がいても思うようにならない切ない恋心を表現したり、お酒を飲んでほろ酔いになる様子を表現したりと、可愛らしい見どころがたくさんある「藤娘」。

涼むための道具のイメージが強い扇子ですが、このように舞を引き立てる一面もあるんですね。

興味を持たれた方は是非調べてみてください。

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