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扇子の小噺 ‐涼しい豆知識‐ vol.5
「うちわのつくり」

うちわ

こんばんは。

今日から二十四節気の「芒種(ぼうしゅ)」を迎えました。雨の季節がやってきます。
じめじめと蒸し暑い中で心地良い風を起こすのに重宝する「うちわ」。
前回の記事ではうちわの長い歴史についてお話ししました。
時代をこえて愛用されてきたうちわのつくりは皆さんもご存知の通りすごくシンプルなのですが、意外と部分の名称は知らなかったりしませんか? 今回は
うちわの名称とさらなる魅力を引き続きご紹介していきます。

うちわのつくり

うちわを形作っているのは「扇部」または「頭」と呼ばれる部分と、持ち手部分の「柄(え)」です。

一般的なつくりとしては、中心に柄と一体型の棒を通し、扇部に放射状の細い骨を並べて地紙を貼り、編み糸などで固定。そして危険のないように、「へり紙」という細い紙を周囲に貼り付けます。
柄は竹や木でできているものや、ポリピレン(プラスチック)のものがあります。

持ち手部分が平らな「平柄」、丸みを帯びた「丸柄」、うちわの扇部と柄の部分を別々に作成して、上から柄を差し込む形の「差し柄」など。柄の形も少しずつ異なりますので、自分の手になじみやすいものを探してみても楽しいですね。

その他に、扇部の丸い穴に指を入れて使う、柄の存在しないうちわもあります。

うちわ名称

かさばっても魅力的。うちわってイイネ!

うちわは、手を使ってしならせ、あおぐことで風を起こすことができます。
暑さを和らげたいときに加えて、料理などを冷ましたり、火を起こしたり、塵をはらったりと、生活の様々な場面で使用されます。

古来には、高貴な女性が顔を隠したり、武将が家紋を掲げて威厳を示したり、風を起こして神の気配を強めることから災厄を祓う縁起物とされたり、もてなしの道具として来客に渡されたりと、多様な使われ方をしていました。当時の人々にとって重要な役割を持つものだったことがうかがえます。

5-3

扇子の方がコンパクトに持ち運べるという利点もありますが、小さな指の動きでたくさんの空気を動かし、強い風を送ることができますので、暑がりな方にはうちわがぴったりですね。

利き腕で書き物などの作業をしながら、片手であおぐ時にはうちわが最適です。

蚊を追い払ったり、かざすと日光を遮ることもできますので、(少しくらいかさばっても…)あえてうちわを持ち歩いてみてはいかがでしょうか。きっと新しい良さが見つかるはずです。

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